ガンプラのエッジ出し!~パテ盛り編~


みなさん、ガンプラのエッジ出しというものはご存知でしょうか?

キットそのままだと安全対策のために角が落ちてしまっているんですが、この角をバキバキに尖らせてかっこよくしようぜ!というのがエッジ出しでございます。

で、今回はそんなエッジ出しの中でも、一度パテを盛ってそこから削り出して尖らせていくやり方に初挑戦してみましたので、そのやり方をご紹介します!

いろいろ迷った挙句、今回はエポパテを使ってエッジ出しをしてみましたが、ひたすらヤスリがけしてエッジ出しをするのと違って、パーツのボリューム感を保ったまま尖らせることができました!

ヤスリがけオンリーでエッジ出しに初挑戦してみた記事はこちら

目次

使った道具

まずは、今回使った道具からご紹介していきます。
ひたすらヤスリがけでエッジ出しするときに使った道具に加えて、パテとデザインナイフが追加になった感じですね。

エポキシパテ

今回の主役です。

パテにもいろいろ種類があってどれにするか悩んだんですが、今回はエポキシパテを使ってみました。

エポパテを選んだ理由についてはまた後程ご紹介します。

デザインナイフ

ゲート処理からマスキングテープのカットまで、何でも使えるモデラー必須のアイテムですね。

今回は、パテ盛りするときの簡単な成形から乾燥後の削り出しに使いました。

金ヤスリ

盛りに盛ったパテを削るのに使いました。

紙ヤスリでも十分できると思いますが、削る量が多いので金ヤスリがあると作業が捗ります。

紙ヤスリ

我が家にタミヤの紙ヤスリセットが眠ってたので、こちらを使用しました。

こちらは、400、600、1000番がセットになっているんですが、その中から400番と600番を次に紹介する当て木に貼り付けて使いました。

当て木

ゴッドハンド(GodHand)
¥800 (2024/09/14 15:34時点 | Amazon調べ)

紙ヤスリを両面テープで貼って使用します。

エッジ出しで大事なことは、とにかく真っ直ぐ水平にヤスリを当てること

紙ヤスリそのままだったり、柔らかいスティックやすりだと、平面を削っているつもりがいつの間にか肝心なエッジを削ってしまうことがあります。

ということで、紙ヤスリを当て木でもなんでもいいので固いものに貼り付けてしっかりと水平に削っていきます。

ハードタイプのスティックヤスリ

ウェーブ(Wave)
¥660 (2024/09/14 15:34時点 | Amazon調べ)

我が家に800番の紙ヤスリがなかったので、こちらのスティックやすりを仕上げに使用しました。

ソフトタイプとハードタイプとあるスティックヤスリですが、ハードタイプならエッジを削らずにしっかり水平にヤスリ掛けできました。

エッジ出しにスティックヤスリを使う場合はソフトタイプを使わないように気を付けましょう!

パテ盛りエッジ出しのやり方!

今回は初のパテ盛りなので、失敗してもいいようにこちらの余剰パーツを使いました。

ヤスリで削るには大変そうな、いい感じの面取りっぷりです!

じんべえ

ここまでくるとディテールとして残した方がよさげな感じもしますが。

パテ盛りでエッジ出しするときの手順としては大きくこの2つですね。

  • パーツにパテを盛り盛りする
  • 乾燥後にパテを削る

まずは、パテを盛り盛りしていくところから始めていきます。

1.パテ盛り

エポキシパテは素手で触ると肌荒れすることもあるそうなので、お肌の弱い方は手袋推奨です!

1-①.パテの準備

まずは、パテの下準備から入ります。

箱を開けるとオレンジと白と材料が2つあるので、これを混ぜ混ぜしていきます。

混ぜ合わせる比率は1:1で良いみたいなので、両方の材料を大体同じぐらいの大きさに透明なフィルムごとはさみでちょん切ります。

比率はパテによって違うかもしれないので、説明書をよく読んで確認しましょう!

あとは、フィルムを剥がして色が均一になるまでコネコネ混ぜていきます。

パテを触ってみての第一印象なんですが

じんべえ

結構ベタベタする!

扱いやすいかな~と思ってエポキシパテを選んだんですが、これは思ってた以上に指にひっついてなかなか扱いにくいですねえ・・・。

まあ、臭いとかがないだけまだマシと思いましょう。

1-②.パテ盛り

パテの下準備ができたらパーツに盛っていきます。
必要な量だけつまみとってのっけましょう!

が、ベタベタするのも相まってちょろっとだけつまみとるっていうのがなかなか難しい

じんべえ

ふと気がつけば盛り盛りになってしまいました。

まあ、足りなくなって後からつぎ足すよりはがっつり盛ってちまちま削っていく方が手直しの手間は無いと思うんでよしとしましょう。

あとは、盛った後にデザインナイフである程度の形にならしておきました!

うっかり必要以上にパテを落として何度かやり直してしまいましたが、乾燥する前なら削るよりも労力少な目で形を成らすことができます。

じんべえ

最初の盛り盛り状態に比べれば、だいぶ余分なパテを落とすことができました!

で、あとは同じ手順で他のエッジにもパテを盛っていけば、パテ盛り完了です!

余計な部分にもめっちゃ盛ってしまってますが初めてなので許してくだせえ。

あとは乾燥を待って、削っていきます!

パテ盛りするときの注意!

パテ盛りするときは、パテを触った手でパーツを触らないように気を付けましょう!

エポパテだけなのかもしれないですがパテがけっこう指にひっついてしまうので、うっかりそのままパーツを触ってしまうと、指についてた余分なパテがパーツにひっついてしまうことがあります

あとあと余計な修正作業が増えないように、パテは片手で触るといいですよ!

2.削り出し

パテが十分に乾燥したら削って平面を出していきます

今回は速乾タイプのパテを使ってるので5、6時間ぐらいで乾くみたいなんですが、夜にパテ盛りして次の日に仕事から帰って作業を始めたので、ほぼ丸一日24時間置いた形になりました。

乾燥前と比べると、うーっすら白くなったかな?っていう感じですね。
で、いきなりヤスリで削ると大変なので、これまたまずはデザインナイフでカリカリと削っていきます。

で、ある程度削れたらあとはヤスリでゴリゴリ削っていきます
まずは目の粗い金ヤスリを使って余計なパテを落としていきます。

じんべえ

下手っぴなので盛りすぎてしまった感はありましたが、意外と楽に余分なパテは落とせました。

あとは、金ヤスリでついた傷を400→600→800番と順に細かい目のヤスリで削っていけば

じんべえ

完成!

初めてにしてはいい感じじゃないですか!?

パテを盛る手間が増えてめんどくさいかな?と最初は思ってたんですけど、ヤスリがけが余分なパテを削るだけでいいので、むしろ気持ち的にだいぶ楽でしたね。

エッジ出し前と比べてみるとこんな感じ

うーん、塗装してみないとわかりにくいですが面取り部分がなくなってしっかり角を尖らせることができました!

ひたすらヤスリで削っていくのと違って、ボリュームも小さくせずに元のまま維持できるのもいいですね!

何より、自分で造形した感があって今まで感じたことのない達成感がありました笑

じんべえ

パテ、すごい。

使うパテの種類について

パテと一言に言っても、今回使ったエポパテ以外にもラッカーパテポリパテとパテって色々な種類があるみたいで、パテ自体使ったことがなかったのでどのパテにするかなかなかに悩みました。

ということで、エポパテを選んだ理由と実際に使ってみてどうだったかをご紹介させていただきます。

パテも使ったことがない初心者なので、全然見当違いなところもあるかと思いますが参考程度に見てもらえたらと思います!

エポパテを選んだ理由

硬くてシャープに仕上がるっていうポリパテがエッジ出しには向いてるのかなあと迷ったんですが、ちょっと扱いにくそうだなと思ったので最終的にエポパテを選びました。

じんべえ

まあ、結果的にはエポパテも手にベタベタついたりとなかなか扱いにくいところはあったんですが笑

で、その扱いにくそうだなと思ったのが臭い硬さです。

臭い

ポリパテ、すごく臭うらしいですね。

塗装で散々ラッカー塗料使ってるやつが何言っとんねんっ!て話なんですが、パテ盛りするのにわざわざ塗装ブース出すのもめんどくさいじゃないですか・・・。

パテは塗装ブースを出さずに手軽に作業したかったというのもあってポリパテの使用は断念しました。

乾燥後の削り出しが大変そう?

硬いというメリットの反面、乾燥してからの造形が大変なのかなあとも思いました。

実際にやってみてその通りだったんですが、パテの扱いに慣れてないのでパテ盛りはてんこ盛り状態になってしまいました。

今回使ったエポパテは柔らかいのでデザインナイフでさくさく削れたんですが、これがポリパテだったらだいぶ苦労してたのかなあ?と思います。

じんべえ

使ったことないのでわかんないですけど。

という2つの理由からエポパテを選んでみました。

で、ここからは実際にエポパテを使ってみてどうだったかを振り返ってみます。

エポパテの使用感

サクサク削れる!

先ほどもちらっと出ましたが、エポパテはほんとにサクサク削れました。

乾燥直後のデザインナイフでの削り出しもそうですが、その後のヤスリもそんなに苦じゃなかったです!

臭いは全然しない!

エポパテを選んだ一番の理由ですが、臭いは全然なくて快適に作業ができました!

換気扇とか何にもつけずに普通にデスクで作業できました!

手にベタベタくっつく

これがなかなかにストレスでした。

ガンプラにパテを盛ろうとしても、指にひっついてなかなかパーツに乗ってくれないことが多々ありました・・・。

じんべえ

後から知ったんですがこまめに水で濡らすとこのベタベタは軽減できるみたいですね(もっと早く調べとけばよかった・・・)

他のパテは全然指にひっつかないのかどうかは実際に使ってないのでわからないんですが、調べたところベタベタくっつくのはエポパテ特有のデメリットらしいです。

ポロポロ削れる

スマホカメラだと残念ながら写せなかったんですが、柔らかくて削りやすいというメリットの反面、ヤスリで磨いてるとポロポロ削れ落ちちゃうことがありました。

今回は練習用のパーツなのでなにもしてませんが、削れたところを瞬着とかで修正する手間はありそうですね。

じんべえ

と、デメリットもいくつかありましたが、初めての僕でもしっかりエッジ出しができたことからも、エッジ出しにエポパテは十分使用できるかと思います!

まとめ

以上、パテを使ったガンプラのエッジ出しでした!

ヤスリがけオンリーだと大変そうな箇所でしたが、パテを盛り盛りすることで無事にエッジ出しすることができました

最後に、エッジ出ししたパーツを黒サフを塗ってみたんですが

じんべえ

色が統一されたのはいいですが、黒で塗ったせいでエッジ感はなんかいまいちよくわかんないですね笑

地道な作業にはなりますが、シャープになってかっこよくなること間違いなしなので、みなさんもぜひパテでのエッジ出しに挑戦してみてください!

それでは、楽しいガンプラライフをお送りください!
さようなら〜

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

じんべえのアバター じんべえ 超妥協モデラー

「羽は正義!」な平成ガンダム世代です。「めんどくさいことはやらない妥協モリモリ製作!」をモットーに、エアブラシ塗装メインでゆる~くガンプラ作ってます。めんどくさがりだけどグラデーション塗装はなぜか頑張れる。作ったガンプラから、使っているツール類やら僕がやってる程度のものですが製作テクニックなんかも紹介していきます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次