塗装入門は筆塗りから!ガンプラに筆塗りで部分塗装してみましょう!

じんべえ

今回は筆塗りのお話でございます。

  • ガンプラの塗装に挑戦してみたい!
  • 手軽に始められる塗装の方法ってあるのかな?
  • ガンプラに部分塗装してみたい!

ガンプラ作りのステップアップで手をつけたくなる塗装。

塗装と一言で言っても、筆塗りやらエアブラシやらスプレーやら、何から始めたらいいのかわからないですよね。

今回は、そんな塗装初心者さんに向けて、塗装入門にぴったり筆塗り部分塗装のやり方についてご紹介します!

筆塗りの部分塗装は手軽に始められて、塗料の基本を勉強することができるので塗装の入門にぴったりです!

目次

塗装入門には筆塗り部分塗装がおすすめな理由!

塗装入門に筆塗部分塗装がおすすめな理由はこの3つ!

  • 初期投資が少なく手軽に挑戦できる!
  • 塗装の基本をお勉強できる!
  • 部分塗装なら塗りムラはそこまで目立たない

一番大きな理由は手軽に挑戦できる!ということですね。

ガンプラの塗装方法は大きく分けて4種類あります。

  • 筆塗り
    • 塗るのは難しいが、塗装に手軽に挑戦できる
  • ガンダムマーカー
    • 筆塗りと同じく手軽に塗装できるが調色はできない
  • スプレー缶
    • メンテナンス不要で、広い面積をムラなく手軽に塗れる
  • エアブラシ
    • 調色、細かいコントロールができる
    • 塗装環境の初期投資使用後のメンテナンスが必要

均一に綺麗に塗るといった意味では筆塗りが一番難しく、全塗装にはエアブラシやスプレー缶が使われることが多いです。

ですが、エアブラシの塗装環境を揃えるとなるとかなりの初期投資が必要になり、塗装入門にはハードルが高いです。

エアブラシ塗装に必要な道具はこちらで紹介していますので興味がある方は見てみてください。

スプレー缶もエアブラシほどの投資は必要ではないですが、臭いを排気したり、塗料の粒子を拡散させないための塗装ブースが必要になってきます。

一方で筆塗りは、必要な道具が少なく、初期投資をかなり抑えることができます

塗りムラなく綺麗に塗るのはかなり難しいので、広い面積の塗装が必要になる全塗装には練習が必要ですが、手軽に始められるのが筆塗りのメリットです!

じんべえ

最初は面積が小さくて、塗ムラが目立ちにくい部分塗装から練習しましょう!

調色して好きな色で塗装できる、というのも同じく手軽に塗装できるガンダムマーカーにはないメリットです!

また、筆塗りに使う塗料は後々エアブラシで塗装するようになったときにも使えるので、筆塗りのうちから塗料の希釈やツールの掃除など、塗料の基本をお勉強することができます。

じんべえ

僕は筆塗り部分塗装を経て、エアブラシ全塗装にステップアップしていきました!

筆塗りに必要なもの

詳しくはまた別記事にして紹介する予定ですが、筆塗りに必要なものがこちら!

  • 塗料
  • 薄め液
  • 調色皿
  • 調色スティック
  • 綿棒
  • スポイト

他にもあると便利な道具なんかもあったりしますが、最低限この7つの道具があれば筆塗りができます。

それぞれの道具の使い方は、塗装のやり方を説明しながら紹介していきます!

塗装の準備

ではさっそく塗っていきましょう!と言いたいところですが、その前に塗料の準備をします。

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塗料はそのままだと粘度が高く、パーツに塗ることができないので、専用の薄め液を使って塗装するのに最適な濃度に薄めます

塗料を薄める

まずは、調色皿に塗りたい色の塗料を出します。

塗料の種類についてはこちらの記事で紹介しております。

今回はエナメル塗料を使用していますが、素組のガンプラへの使用はあまりおすすめできません
エナメル塗料の溶剤はプラスチックを浸食する性質があり、大量につけるとプラスチックを割ってしまうことがあります。
本当は水性塗料でやりたかったんですが、何年も使っていないため開封できず泣く泣くエナメル塗料を使っていますm(__)m
素組のガンプラに塗装する場合は水性塗料ラッカー塗料を使うのが安心です。

瓶のふたを開けて調色スティックでよく混ぜましょう。

瓶の底に塗料が溜まってることもあるので、塗料の底もひっかくようにごりごり混ぜ混ぜします。

混ぜ終わったら調色皿に塗料を移しましょう。

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じんべえ

調色スティックを瓶の縁に当てて垂らすと塗料がビチャビチャと垂れるのを防げます。

ちょっとしか塗料を使わない場合は、調色スティックでちょっとすくって垂らしたり、ちょっとだけかき出したりしたんでもOKです!

お次に薄め液を混ぜて、塗料を薄めていきます。

塗料を薄めることを希釈と言ったりもします。

水性なら水性ラッカーならラッカー専用の薄め液がそれぞれあるので、必ず塗料にあった専用の薄め液を使いましょう。

希釈は少しずつ薄め液を垂らして最適な濃度に調整するのがポイントです。

ボトルからそのままドバドバと垂らすと繊細な調整ができないので、塗料の希釈にはスポイトが必須になります!

薄める割合は塗料の種類によって変わってくるんですが、代表的なものだとこちら

  • 水性ホビーカラー:塗料 1:薄め液 0.05
  • タミヤカラー エナメル塗料:塗料 1:薄め液 1~2
  • Mr.カラー:塗料 1:薄め液 2~3

とはいいつつ塗料の生産からの年数や湿度とかでも変わったりするので薄め液の量はなんとなくの感覚で大丈夫です。

じんべえ

一発でバシッ!と決めるのは難しいので、後で試し塗りをしながら適宜調整していきます。

薄め液を垂らしたら調色スティックか筆で混ぜましょう。

調色もできるよ

塗料同士を混ぜて自分の好きな色を作ることもできます。
ガンダムマーカーではできない、筆塗りのメリットですね。

やり方は簡単、混ぜたい色を塗料皿にのせて

まぜまぜするだけ!

塗料同士の分量なんかは説明書のカラーレシピなんかも参考にしながら決めると失敗しにくいですよ!

試し塗りしてみる

塗料の希釈ができたら試し塗りしてみましょう!

試し塗りするのは余ったパーツでもランナーでも、コンビニでもらえるプラスチックスプーンでもプラスチックならなんでもオーケーです!

じんべえ

今回はプラ板に試し塗りしてみましたが、けっこういい感じです!

このあたりは慣れが必要になってくるんですが、薄い場合は塗料のノリが悪くて水っぽい、濃い場合は塗る時にひっかかりがあるっていう感じです。

ちょっと塗りにくいなあ」と思ったら、それが希釈具合がイマイチな証拠です!

試し塗りしてみて、薄い場合は塗料を、濃い場合は薄め液を追加してまた試し塗りしてを繰り返して最適な濃度に希釈しましょう!

筆塗りのポイント

最適な濃度に希釈できた!実際に塗ってみよう!と言いたいところですがその前に一旦筆塗りのポイントを解説しておきます。

筆塗りで綺麗に塗るために意識することはずばり!

  • 筆は一方通行
  • 一度塗ったところは乾くまで重ね塗りしない
  • 重ね塗りは違う方向から塗る!

一度塗った塗料は乾くまでに時間がかかります。

乾く前に重ね塗りしてしまうと、塗った塗料が一緒に筆に流されて、塗りムラのもとになってしまいます。

くずれないように、しっかり乾くのを待ってから重ね塗りすることで、1回目に塗った塗料の上から重ね塗りができます。

また、塗る方向を変えることで塗料がのっていないところをカバーしやすくなり、塗り残しを無くしやすくなります。

いざ、部分塗装!

お待たせしました!
それでは部分塗装をやってみましょう!

今回塗っていくのはこちら、水星の魔女よりHGベギルベウです。

若干指が映り込んじゃってますm(__)m

説明書の作例も参考にしながらどこを部分塗装するか考えます。

大きく目につくのはちょっとした窪み部分ですね。

肩や脚、ウイングなどところどころにある段差部分やノンキネティックポッドが黒塗りされています。

スミ入れだけでもカッコよくなりそうですが、黒塗りした方がより陰影がより出るので塗ってみます。

あとはウイングとバックパックの一部も塗ってみます。

ここは付属のシールがついているんですが、シールを使わず塗装で色分けを表現するとプラモデル感がなくなってより完成度が上がります。

塗りやすくするためにパーツをばらしますが、全部バラバラにする必要はありません。

塗りたいところが隠れずしっかり塗れて、持ちやすい程度に分割できればOKです!

パーツがばらせたら、焦らず一方通行を意識して塗っていきましょう。

じんべえ

はみ出ても、後で溶剤をつけた綿棒で拭き取れるのでそこまで神経質になる必要はありません!

一回目の塗装が終わりました!

まだ塗り残しがあるので乾燥を待って重ね塗りしていきます。

乾燥させるときには塗装したところに何も当たらないようにします。

持ち手棒につかんで塗装ベースにセットするか

塗装面が床に触れる心配がなければそのまま置いておいたんでもOKです。

塗料が崩れないよう重ね塗りはしっかり乾燥を待ってから行います。

じんべえ

これまた慣れが必要なんですが、乾いたか乾いていないかの判断は水っぽいツヤがなくなったかどうかで僕は見ています。

二回目の塗装が終わりました!

塗り残しや塗りムラがあったらさらに塗り重ねていきますが、今回はもういい感じなんでこれにて完了です!

塗りたいところ以外にも、一部塗料がはみ出ているところもあるので次の工程で修正していきます。

はみだしたところの修正

塗りたいところからはみ出した塗料は、スミ入れと同じ要領で薄め液で拭き取ることができます

残したいところまで落とさないよう気をつけながら、綿棒に薄め液をつけてささっと拭き取ります。

模型用の先が細い綿棒があると細かい修正がやりやすくて便利ですよ!

完成!

これにて部分塗装完了です!
ついでにスミ入れもやっていますが、完成前と後で比べてみましょう!

部分塗装することで成型色では再現できない色分けを表現できるようになり、ガンプラの完成度がグッと上がりました!

ノンキネティックポッドは部分塗装した面積が大きいのでその分印象もだいぶ変わりました!
イマイチ綺麗に塗れてませんがご了承くださいm(__)m

表面だけじゃなくて穴の中までしっかり塗った方が良かったですね。

じんべえ

遠目に見ればそんなに気にならないからよし!

まとめ

以上、塗装初心者におすすめする筆塗部分塗装のやり方でした!

僕自身、まだまだ未熟で完成品のクオリティが低くて塗装のやり方や作例としてはあまり参考にならなかったかもしれず、申し訳ないです。

ですが、筆塗りは手軽にチャレンジできながら、塗装や塗料の基本を勉強することができる初心者におすすめな塗装方法だということを知ってもらえたらと思います!

  • 初期投資が少なく手軽に挑戦できる!
  • 塗装の基本をお勉強できる!
  • 部分塗装なら塗りムラはそこまで目立たない

みなさんもぜひ、筆塗り部分塗装にチャレンジしてお手元のガンプラをかっこよくしてあげてください!

さらにもうひと手間、トップコートを吹けばよりリアルに仕上げることもできますよ!

それでは、楽しいガンプラライフをお送りください!
さようなら~

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この記事を書いた人

じんべえのアバター じんべえ 超妥協モデラー

「羽は正義!」な平成ガンダム世代です。「めんどくさいことはやらない妥協モリモリ製作!」をモットーに、エアブラシ塗装メインでゆる~くガンプラ作ってます。めんどくさがりだけどグラデーション塗装はなぜか頑張れる。作ったガンプラから、使っているツール類やら僕がやってる程度のものですが製作テクニックなんかも紹介していきます。

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