みなさんこんにちは。
この記事を書くのを機に、4年ぶりにスジボリに挑戦したじんべえです。
ガンプラの情報量をアップさせて、かっこよさを爆上げしてくれるスジボリ。
スジボリに使う道具でよく聞くのが、BMCタガネとラインチゼルの2つですね。
「ガンプラのスジボリに挑戦してみたいけど、道具はどれがいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、僕がスジボリするときに使っている、ラインチゼルという道具について紹介していきます!
最初にざっくりと特徴を紹介すると
安価で入手しやすくてスジボリ初心者の最初の一本におすすめ!
タガネかラインチゼルか、どちらを購入するか迷っている方に少しでも参考になれば嬉しいです!
タガネの方は持っておりませんので、比較する際の情報はネットから収集した情報になります。
ご了承くださいm(__)m
スジボリとは?
まずは簡単に、スジボリってなんぞや!?ってところから解説します。
「んなもん、もう知っとるわゴルァ!」って方は次の見出しまで読み飛ばしてください。
スジボリとは、簡単にまとめると
パーツに自分オリジナルの溝を彫って、ガンプラのディテールアップを行うテクニック!
ガンプラには元からモールドが彫られていますが、さらに自分でプラスする技術です。
モールドが増えることでガンプラの情報量がアップして、よりメカメカしく、かっこよくなります!
平面でのっぺりとしたパーツにスジボリを行うと、効果が劇的に表れます!
ラインチゼルとは?
では、ここから今回の本題に入っていきます。
スジボリで溝を掘るのに使う道具の一つとしてラインチゼルというものがあります。
メーカーはMr.カラーで有名なクレオスです。
ラインチゼルの刃は先端が鈎爪形状になっていて、この爪でパーツを削っていきます。
この鈎爪形状のおかげで、軽く何度かけがくだけで、簡単にくっきりとした深いスジボリができます。
スジ彫りのラインに合わせて軽く手前に何度かケガけば、簡単にスジを深くする事ができます。ラインチゼルは先端部が凸形状になっているので、スジ彫り幅が均一に仕上がり、バリが出ずに綺麗なエッジを出すことができます。
https://www.mr-hobby.com/ja/product4/category_37/300.html
グリップと刃が別々になっているのも特徴で、刃先単体で安く購入することもできるのでサイズ違いを揃える費用を抑えることができます。
一方でグリップ単体では売っていないので、最初はグリップがセットになったものを購入する必要があります。
一応100均グッズで代用したりもできるらしいですが、当然純正グリップの使用感には劣ります。
細かい作業なので、費用はかかりますが使いやすい純正グリップを買っておくのがおすすめですよ!
純正グリップとセットで購入できる刃先は残念ながら0.3mmだけです。
ガンプラにはちょっと大きいサイズなので、追加で0.15mmもしくは0.2mmのものを買う必要があります。
グリップセット+刃先1サイズでも3,000円いかないのでBMCタガネよりもお安いです!
いざ、ラインチゼルでスジボリしてみる!
では、実際にラインチゼルでスジボリしてみます。
やり方はおそらくタガネと一緒。
今回は水星の魔女より、シュバルゼッテの腰アーマーのスジボリをやってみます。
そのままの状態だと、凹凸がないのでちょっともの寂しい印象ですね。
追加したいモールドをシャーペンで下書き、それに合わせてガイドテープを貼り付けて、テープに合わせてゆーっくり丁寧になぞっていきます。
※いきなりラインチゼルでなぞるよりも、けがき針でなぞって下準備をしておいた方がもっと綺麗になるらしいですよ!
ラインチゼルに限りませんが、慌てて一回で彫ろうとせずに、ゆっくり回数を重ねて彫ると綺麗に仕上がります!
同様の手順で作業を繰り返していけば、完成です!
綺麗にスジボリできました!
線が斜めになってるような気がするのは、僕の下書きのガイドラインがざっくりすぎただけなので気にしないでください笑
スジボリ前のものと比べると、情報量が増えてぐっと引き締まった感じがします!
ラインチゼルはタガネと比べて安価なので、「綺麗にスジボリできるの?」と仕上がりが不安な方もいらっしゃるかと思いますが、ラインチゼルでも充分綺麗に仕上げることができます!
僕もまだまだ練習中です・・・
肉眼だと違いが表れるかもしれませんが、写真だとわからないレベルかなあと思っております。
ラインチゼルのメリット・デメリット
実際にラインチゼルでのスジボリの仕上がりを見ていただいたところで、ここからはラインチゼルの特徴をメリットとデメリットに分けてまとめていきます。
メリット
ラインチゼルのメリットはこの2つです!
- 圧倒的コストパフォーマンスの良さ!
- 手に入りやすい!
コストパフォーマンスの良さ!
まず一つ目は、圧倒的コスパの良さです!
BMCタガネは一個5,000円を超えるのですが、ラインチゼルはグリップ付きで2,000円前後です!
なんと刃先だけなら数百円で買えちゃいます!
「はじめてのスジボリ、あんまり高いお金を出すのはちょっと不安…」という初心者の方でも、ラインチゼルなら少ない投資で挑戦できますよ!
手に入りやすい!
二つ目のメリットは入手のしやすさです。
公式サイトによると、BMCタガネは職人が手作業で仕上げているそうで、慢性的な在庫不足が続いているようです。
現在、BMCタガネに対する多数のお問い合わせをいただいておりますが、慢性的な在庫不足により『模型を愛するお客様』のお手元へお届けできないことに対し深くお詫び申し上げます。
BMCタガネは職人が手作業で仕上げているため大量生産ができません。
https://sujibori-do.ocnk.net/page/137
素材についても日本の規格で超硬刃と定義される純度の高いタングステン、コバルトを採用しているため入手困難な状況が続いております。
BMCタガネは高度な技術と高い品質であることがお客様に愛されている理由であり、それゆえに、技術や素材への妥協は許されず、生産数量には限りがあることをお許しください。
材料、職人さんの手作業と、妥協せず質の高い製品を作るための企業努力が伝わってきますね。
それ故に仕方のないことですが、Googleのサジェストでも「BMCタガネ 売っていない」と出てくるので買えなくて困ってる人は多そうです。
また、一つ目のメリットとも重なるのですが、タガネは刃先だけの交換というのはできません。
なのでサイズ違いを買おうと思ったら本体まるごと買う必要があるので、2サイズ揃えるだけで1万円の投資となります。
しかし、ラインチゼルなら刃先を買うだけでOK!
刃先単品で購入するとケースもついてきて便利です♪
「こっちのガンプラはこのサイズでいいけど、このガンプラだとちょっと大きすぎるなあ」と思ったとき、サイズ違いの道具を買うハードルはラインチゼルの方が圧倒的に低いです!
「このサイズ買ってみたけどもうちょっと細い方がいいなあ」と思った時も気軽に別サイズを購入できます!
デメリット
続いてラインチゼルのデメリットを紹介します。
いいことづくしのラインチゼル、しかし何個かデメリットもあります。
- 刃先の交換が面倒
- 刃先のサイズがわからなくなる
刃先の交換が面倒
刃先の交換ができるメリットを先程紹介しましたが、その裏返しでデメリットもあります。
刃先の交換がめんどくさいんですよねw
タガネなら他のサイズに持ち替えるだけで済むと思うのですが、ラインチゼルは刃先を交換する必要があります。
刃先の交換方法ですが、グリップにグッと圧入されてるだけなので、ペンチなどを使って簡単に交換することはできます。
力もそこまで必要ありません。
ちなみに、「ペンチなんてもってないよ~」という方でも、ニッパで掴んで交換できないこともないです。
あんまり強く握りすぎて刃を傷めないように気を付けてくださいね。
まあ、そこまで手間がかかるものではないですが、タガネにはないデメリットとしてあげさせてもらいました。
※指でやると刃先でケガをする恐れがあるので、刃先の交換には必ず道具を使いましょう!
刃先のサイズがわからなくなる
刃先にはサイズの数字が一切書いていません!
なので、マスキングテープなどで印を付けておかないと、後々刃先のサイズがわからなくなるおそれがあります。
見た目でなんとなくわからなくもないですが、0.15と0.2とか近しいサイズは肉眼だと区別つきません・・・。
サイズがわからなくならないようにマスキングテープを貼って数字をかいておきましょう。
若干めんどくさいすね・・・。
まとめ
以上、ガンプラのスジボリ道具のひとつとして有名なラインチゼルの紹介でした!
最後にもう一度、特徴をまとめると
安価で入手しやすく、スジボリ初心者にオススメ!
ちょっとしたデメリットもありますが、どれもそこまで気にならないレベルです!
この記事が、読んでくれた方のスジボリ挑戦への後押しができてたら嬉しいです。
ぜひ、ラインチゼルでスジボリに挑戦してみてください!
それでは、楽しいガンプラライフをお送りください!
さようなら〜
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