[ガンプラ塗装初心者へ]エアブラシの使い方解説します!

みなさんこんにちは。
土日にちまちま塗装しているじんべえです。

綺麗にかっこよく塗装して、ガンプラの完成度をぐっと上げることができるエアブラシ

そんなエアブラシですが、

  • エアブラシの道具を揃えたけど、どうやって使ったらいいの
  • 塗料って薄めないといけないの?希釈って何?
  • 塗装するたびに毎回掃除しないといけないの?

と、エアブラシの使い方について最初のうちは分からないことだらけな初心者の方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず、エアブラシってそれぞれの設備の説明書はありますけど、「塗装はこうやるんだよ!」みたいなマニュアル的なものって何にもついてないんですよね。

なので、自分でネットで調べたり、本を買って勉強したりしないといけないんです。

僕もエアブラシ始めたての頃はいろんなブログや動画を見て塗装のやり方を勉強してました。

こいつ、動くぞ!」とか言って初めて乗ったガンダムでザクを撃墜したどこぞの天才ニュータイプや、「こんなOS、めちゃくちゃだ!」とか言って早口でOS書き換えたスーパーコーディネーターと違って、塗装のやり方って初めてだとわけわからんのですよ

というわけで今回は、僕が普段やっていることに基づいた内容になりますが、エアブラシの使い方について解説していきます!

エアブラシ塗装ができるようになれば、ガンプラを自分好みにかっちょよく塗装することができるので、ぜひ今回ご紹介する使い方の基本をマスターしてみてください!

今回の記事では、エアブラシ塗装のやり方に絞って解説していきますので、必要な道具についての詳細な説明は割愛させていただきます。
エアブラシ塗装を始めるのに必要な道具は「ガンプラのエアブラシ塗装に必要なもの13選!!」の記事で紹介してますので、よければこちらも合わせて読んでみてください!

目次

塗料の希釈

まずは、エアブラシで塗装しやすいように、塗料を希釈します。

塗料はそのままだと粘度が高く、瓶に入ってる状態でそのまま塗装するとエアブラシが詰まってしまいます。
なので、専用の薄め液を使って塗装するのに最適な濃度に薄めます

まずは塗料瓶のふたを開けて調色スティックでよく混ぜましょう。
瓶の底に塗料が沈殿してることもあるので、塗料の底もひっかくようにごりごり混ぜ混ぜします。

黒サフなんで全然見えませんね。ごめんなちゃいm(__)m

混ぜ終わったら調色皿に塗料を移しましょう。

調色スティックを瓶の縁に当てて垂らすと塗料がビチャビチャと垂れるのを防げます。

お次に薄め液を混ぜて、塗料を薄めていきます。
塗料を薄めることを希釈と言ったりもします。

水性なら水性ラッカーならラッカー専用の薄め液がそれぞれあるので、必ず塗料にあった専用の薄め液を使いましょう。

今回は、ラッカー系の塗料を使っているのでラッカー塗料用の薄め液を使います。

希釈は少しずつ薄め液を垂らして最適な濃度に調整するのがポイントです。
ボトルからそのままドバドバと垂らすと繊細な調整ができないので、塗料の希釈にはスポイトが必須になります!

薄める割合は塗料の種類によって変わってくるんですが、代表的なものだとこちら

  • 水性ホビーカラー:塗料 1:薄め液 0.05
  • タミヤカラー エナメル塗料:塗料 1:薄め液 1~2
  • Mr.カラー:塗料 1:薄め液 2~3

とはいいつつ塗料の生産からの年数や温度、湿度とかでも変わったりするので薄め液の量はなんとなくの感覚で大丈夫です。

一発でバシッ!と決めるのは難しいので、後で試し塗りをしながら適宜調整していきます。

エアブラシで塗装する際の最適な希釈の目安としては、牛乳と同じぐらいの濃度とよく言われています。
シャバシャバすぎず、ドロドロすぎずのいい感じを狙え!ってことですわ。

難しいですよね。そうなんです。
でもこれはもうひたすら経験を積んで慣れるしかないです。

僕はいつも薄めた塗料を塗料皿のふちに垂らして、濃度を確認しています。
スーッと垂れていくとちょうどいい感じ、垂れていかずにその場にとどまってしまうのはまだちょっと濃い状態なので薄め液を足していきます。

塗料の希釈が終わったら、塗料瓶から塗料を垂らしたときと同じように、調色スティックを使いながら塗料カップに塗料を流し入れましょう。

これにて、塗料の準備は完了です!

使った塗料皿は、放っておくと塗料が固まって掃除が面倒なので、軽くふいておくと後で掃除が楽になります。

スペアボトルがあると超便利!

毎回塗料薄めるのって面倒じゃね?」と思ったそこのあなた!

そうなんです。エアブラシの塗装って塗りたい色を変える度に毎回その塗料を希釈しないといけなくてめっっっちゃくちゃ面倒なんです。

そこで大活躍するのがこちらのスペアボトル

まあ言ってしまえばただの空き瓶なんですが、よく使う塗料なんかは、スペアボトルで塗料をある程度の量まとめて薄めておけば、次回使うときにも瓶からそのまま塗料をエアブラシのカップに注げば塗装ができます

全色揃えるのはさすがにお金がかかっちゃうので、サフやホワイトなど、よく使う色はスペアボトルでまとめて希釈しておくと楽ですよ!

僕は、下地に毎回使う黒サフやガンダムを塗装するうえでほぼ必ず塗ることになるホワイト、仕上げに使うトップコートなんかはスペアボトルに保存しています。

調色皿を掃除する手間もなくなるのでめちゃくちゃ便利です!

試し吹きしてみる

塗料の準備ができたら、さっそくコンプレッサーのスイッチを入れて、試し吹きしてみましょう!

塗料の吹き出し方は、ハンドピースの種類によって異なります。
メジャーなダブルアクショントリガータイプ、それぞれの操作方法はこちら。

ダブルアクション

ボタン押してエアーを出して、そこからさらに引く動作でニードルを操作して塗料を出す量を調整します。

トリガーアクション

銃のごとく、トリガーを引くだけで塗装ができます。

厳密にいえば、最初のある程度はエアーだけが出て、一定のところからニードルも動作し始めてそこからの引き具合で塗料の出る量を調整します。

さっそく、プラバンでも紙でも何でもいいので、試し吹きしてみましょう!

  • 丁度いい感じ

    塗料が中心から綺麗にグラデーションになっていい感じに吹き付けることができます。
  • 濃い目

    薄まっていない塗料が粒になって飛び散った状態になります。
    吹き付けられなくはないですが、塗装した表面がザラザラになったり、濃すぎるとノズルの先端で塗料が詰まったりしてしまいます。
  • 薄目

    全然塗料が乗らずストレスMAXになります
    エッジやふちなんかはマジで全く塗装できません!

なかなかちょうどいい希釈にすることは難しいので、僕はいつも少々濃いめでも妥協して塗装してます。

表面がザラつくこともありますが、最終的にはいつもつや消しで仕上げるのであまり気にしてません。

試し吹きして希釈がイマイチだった場合は、いったん塗料皿に戻して希釈し直すか、カップに入れたまま薄め液か塗料をそのまま足していきます。

カップで希釈する場合は、調色スティックで混ぜても底にある塗料は混ざらないので、うがいをしてしっかり攪拌させます。

うがい is 何?

ハンドピースのノズルを塞いだ状態で塗料を吹き付ける操作をすると、カップ内にエアが逆流して、塗料がブクブクします

このカップ内で塗料をブクブクさせることを「うがい」と言って、塗料を混ぜるときやハンドピースを掃除するときに必ずやる操作になりますので覚えておきましょう!

うがいをするときは、大体1分ほどブクブクさせます。

いざ、塗装

試し吹きしてちょうどいい感じの希釈具合が確認できたら、塗装してみましょう!

塗装するパーツはあらかじめ分解してクリップのついた持ち手棒でつかんでおきます。

エアブラシ塗装で意識するポイントはこの2つ!

  • 一度で全部塗ろうとせず、塗料がのりにくいところから徐々に塗装する
  • ハンドピースは常に動かす

エアブラシでの塗装は、いきなりドバーっと一度で全体を塗装するのではなく塗料がのりにくいところから少しずつ塗装していきます。

鍋料理のときに、火が通りにくい具材から先に入れるのと同じですね!
普段全然料理しないんで知らないですけど。

で、塗料がのりにくいところというのが3か所あって、それがパーツの角ふち奥まったところです。

まずは、この3か所を塗っていきます。

で、その3か所が塗れたら徐々に端から中心へと塗装していきます。

塗装するときのハンドピースの動かし方は、手を横に動かしたり上下に動かしたり、はたまたぐるぐると渦を描くように動かしたりと様々ありますので、人それぞれやりやすい方法で動かしてもらえたらOKです!

僕は上下に動かすことが多いですかね。

で、もう一つのポイントですが、ハンドピースは常に動かしましょう
一か所で立ち止まってしまうと風圧に負けて塗料が流れてしまうので、絶対にNGです!

この2つのポイントを意識して、塗り残し、塗りムラなく全体を満遍なく塗装できたら完了です!

「組み立てるぞー!」ってなったときに塗り残しを発見すると、めちゃくちゃテンション下がるので入念にチェックしておきましょう!

お掃除

塗装が完了したら、カップの中をお掃除しましょう。

カップの中に塗料が残ったまま次の塗料を入れてしまうと、塗料が混ざって色味が変わってしまうので、掃除はしっかりやりましょう!

まずは、カップに残った塗料を塗料瓶の中に戻します(塗料が残っていたら)。

塗料瓶に戻しちゃっていいの?」と不思議に思うかもしれませんが、調色していない限り薄め液で希釈してるだけなので、戻しちゃって全然OKです!

逆に、調色した塗料が余った場合は、スペアボトルに保存しておくか、今後塗る予定がなければちょっともったいないですがクリーナーボトルに吹き出して捨てちゃいましょう

カップの中の塗料がなくなったら、キムワイプで軽くふいておくのがオススメです!
あらかじめ軽くふいておくだけで、うがいの手間が段違いです!

で、薄め液をカップの1/3~1/2ぐらいまで入れて1~2分ほどうがいをします。

入れたときには透明だった薄め液がうがいが終わると真っ黒に。
ハンドピース内に塗料がまだ残ってた証拠です。

一見綺麗に見えても、ハンドピースの中には塗料が残ってるのでしっかりうがいしましょう!

うがいが終わったら、カップ内の薄め液をクリーナーボトルに捨てましょう。

このうがいを2~4回ほど、うがいをしても薄め液が透明なまま色が濁らなくなるまで繰り返せば、掃除は完了です!

ツールクリーナーなんてものもあるよ

洗浄力が超強力な、洗浄専用のツールクリーナーというものもあります。

洗浄に特化していて、塗装後の掃除の手間を減らすことができる!

臭いがかなり強い

洗浄の手間は各段に楽になりますが、塗装ブースを使っていても鼻にツーンと来ることがあるぐらい強力な臭いです。

普通の溶剤でも洗浄は十分にできますが、「少々臭くても、掃除の手間を少なくしたい!」という方はぜひ使ってみてください!

薄め液としては使えません!

まとめ

以上、エアブラシの使い方でした!

この基本さえできるようになれば、あとは練習、応用していけばガンプラをかっこよく塗装できるようになります!

みなさんも、エアブラシの使い方をマスターして、ご自分のガンプラをかっこよく塗装しちゃってください!

それでは、楽しいガンプラライフをお送りください!
さようなら~

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この記事を書いた人

じんべえのアバター じんべえ 超妥協モデラー

「羽は正義!」な平成ガンダム世代です。「めんどくさいことはやらない妥協モリモリ製作!」をモットーに、エアブラシ塗装メインでゆる~くガンプラ作ってます。めんどくさがりだけどグラデーション塗装はなぜか頑張れる。作ったガンプラから、使っているツール類やら僕がやってる程度のものですが製作テクニックなんかも紹介していきます。

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