みなさん、ガンプラの表面処理してますかー?
僕はやってないです!!
ガンプラ製作において、おそらく最も地味な作業なうえに、塗装と違って成果も目に見えて表れにくい表面処理。
- ガンプラyoutuberさんとかみんなやってるし、表面処理って絶対やらないといけないのかなあ?
- 表面処理ってどんな効果があるの?
こんな風に疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
特に、塗装をする場合に関しては、「ヒケをなくして綺麗な平面にしろ!」、「塗料の食いつきをよくするためだ!」と表面処理過激派に脅されて強迫観念を持ってしまっている方もいるかもしれません。
しかし、ガンプラにおいて絶対にやれ!なんてものは存在しません!
ガンプラは自由ですから!
ということで今回は、ヤスリがけ嫌いマンで、表面処理は一切せずに全塗装をしている僕の体験談から、表面処理は無理にしなくていいんだよ!ということをお伝えできたらと思います!
表面処理をしなくても、十分かっこいいガンプラを作ることができますよ!
表面処理とは?
まず初めに、そもそも表面処理とはなんぞや?どんないいことがあるの?ということから紹介していきます。
「表面処理したことないくせに、偉そうに喋ってんじゃねえ!」というお声が聞こえてこなくもないですが、この記事を書くために、ちょろっとだけですが頑張って表面処理してみましたのでお許しください!
表面処理とは、パーツ表面をやすりがけして、ゲート跡やパーティングライン、ヒケをなくして綺麗な表面にする下準備です。
他にも角を削ってバキバキに尖らせてかっこよくするために、表面処理をするモデラーさんも多いかと思います。
ゲート処理
僕はいつもニッパーの2度切りやデザインナイフのカットまでしか処理しないんですが、ガンプラを作る上で欠かせないゲート処理。
特に大きくて硬いゲートや、パーツの中央にあるようなゲートは、ニッパーやデザインナイフだけだと綺麗に処理しにくいんですが、最終的にヤスリがけで仕上げることで超綺麗に仕上げることができます。
パーティングライン
パーツによってはパーティングラインと呼ばれる筋が入っているものがあります。
ガンプラのパーツを製造する工程で、金型に溶かしたプラスチックを流し込むときに、金型同士のちょっとしたズレにプラスチックが流れ込んでできてしまう筋をパーティングラインと呼びます。
で、このパーティングラインもゲート跡と同様にヤスリがけすることで綺麗にすることができます。
スマホカメラの限界を感じますねえ・・・
ちなみにわりと目立ってたゲート跡もついでに綺麗にしております。
ヒケの処理
一見、綺麗な平面に見えるこちらの紺色のパーツ。
ですが、少しヤスリで表面を磨いてみると、ヤスリの傷がつかない部分が浮かび上がってきます。
これは、微妙にパーツ表面よりも凹んでいてヤスリが当たらず傷がつかないからで、この凹みのことをヒケといいます。
このヒケも表面処理で消すことができます。
あまりにも凹みが深い場合には、接着剤を盛って削ったりもするらしいです!
このヒケは一見ほとんど目立たないので、ヒケを処理する必要が出てくるのはピカピカの光沢仕上げにするときぐらいです。
車なんかを思い浮かべてもらえるとわかりやすいかと思いますが、ピカピカのものって、ちょっとした傷や凹みがめちゃくちゃ目立つんです。
なので、どの角度から見ても完璧な、綺麗なピカピカを目指す場合は表面処理をしてヒケを無くす必要がでてくるんですねえ。
つや消しや半光沢で仕上げる場合にはヤスリがけ前はほとんど見えなかったのと同じで、塗装後も目立たないので処理せずスルーしちゃって全然OKです!
塗料の食いつき
パーツ表面に細かな傷がつくことで塗料の食いつきがよくなる、というのも表面処理の効果として聞きます。
が、以前試しにに表面処理したパーツに塗ってみたことがあるんですが、体感的にはほとんど大差ないかなーって感じでした。
僕の表面処理のやり方が素人すぎただけかもしれませんが笑
塗料の食いつきを目当てに表面処理をしても効果は薄いようなので、やっぱり表面処理をやるときはパーツ表面を綺麗にするというのが主な目的になると思います。
で、結局表面処理っているの?
表面処理をするのは、基本的に「ガンプラをより綺麗に仕上げるため」になるんですが、
- 必要な時だけやればいい!
- やらなくても充分かっこいいガンプラは作れる!
と僕は思っています。
- ゲート処理 → ゲート跡を目立たなくしたい!
- パーティングライン → 筋を無くして綺麗な平面にしたい!
- ヒケ → 光沢塗装するときに目立つから消したい!
みたいな感じで、表面処理の効果が必要だと思った時だけやればいいんじゃないですかね。
当たり前のことですけど、周りがやれっていうから無理にやらないといけない、っていうこととは全然ないと思います。
僕は表面処理から得られる効果と作業にかかる時間を天秤にかけた結果、「めんどくせえ!さっさと塗装したいぜえ!」となるので表面処理はしておりません。
面倒な作業をやろうとすると、いつまで経ってもやる気がでず、塗装にたどり着けないので笑
表面処理せずに全塗装したガンプラ
ではここで、表面処理を一切やっていない僕のガンプラを見てみましょう!
どうですか?表面処理しなくても全然かっこよくないですか!?(自画自賛)
アップで見たらパーティングラインやゲート跡やら目立ってきますが。
遠目に見たらほぼほぼ目立たないんですよこれが。
キットがかわりこちらHGキャリバーンのかかと。
アップで見るとゲート跡とパーティングラインがけっこう目立ちますが
やっぱり遠目に見ると全然目立ちませんね。
どうでしょう?
近くで見たら目立ってきますが、遠目に見たら表面処理しなくても全然かっこいいんですよ!
もちろん、より完成度の高いガンプラを作るなら表面処理は必須になってくるんですが、今は表面処理よりもより成果が見えやすい塗装を頑張りたいって感じですね。
僕のガンプラを見ていただいて、「こんなに目立つなんて許せん!俺は表面処理やるぞー!」と表面処理に対する熱意が込み上げてきた方もいれば、「表面処理しなくても、全然目立たないじゃん!やらなくていいや♪」って思った方、様々だと思います。
みなさんのガンプラ製作における表面処理のやる、やらないを決める指標になったなら僕も自分のガンプラを晒したかいがあったというものです笑
もちろん、表面処理をするのがダメといってるわけではないですからね!
むしろ、めんどくさがりの自分にはとてもできない作業なので、こんな細かくて時間が莫大にかかる作業をこなせるモデラーさんをめちゃくちゃ尊敬してます。
まとめ
以上、ガンプラの表面処理についてでした!
周りに惑わされず、自分が本当に表面処理が必要だと感じたときに手を出し始めましょう!
- ゲート処理 → ゲート跡を目立たなくしたい!
- パーティングライン → 筋を無くして綺麗な平面にしたい!
- ヒケ → 光沢塗装するときに目立つから消したい!
写真用に改めて表面処理をしてみましたが、パーツ2,3個だけでもしんどかったです・・・
これをパーツ全部ってなったらほんっっっっとうに大変な作業ですね!
表面処理はしないぞって決意が改めて固まりました笑
僕と同じく表面処理しない派のみなさんには、表面処理しないことに自信をもってガンプラを作ってもらいたいですし、逆に表面処理ってこんな効果があるならやってみよう!と思った方は、是非表面処理に挑戦して綺麗なガンプラを作ってみてください!
それでは、楽しいガンプラライフをお送りください!
さようなら~
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