[ガンプラ初心者向け]トップコート塗装のやり方解説!4つのポイントでガンプラをリアルにかっこよく仕上げましょう!

みなさんこんにちは。
トップコートはつや消し派のじんべえです。

  • ガンプラのプラスチック感をなくしてかっこよくしたい
  • 塗装したことないんだけど、トップコートってどうやって塗ったらいいの

ガンプラの仕上げとして使われるトップコート
無色透明の塗料で、ガンプラのつやを整えてくれてサッと吹くだけでガンプラの質感をぐっとリアルに仕上げてくれる優れものです!

とはいえ、塗装に慣れている人ならともかく、塗装をしたことがないガンプラ初心者さんどうやって塗ったらいいかわからないですよね。

僕もトップコートに挑戦するまでは塗装をしたことが無く、塗装自体どうやってやったらいいのかいろいろ調べた記憶があります。

ということで今回は、ガンプラ初心者の方にもトップコートに挑戦してガンプラの完成度を高めてもらえるよう、トップコートの塗り方について紹介していきます

トップコートのポイント4つ!
  • 最初は水性でつや消しのスプレー缶がおすすめ!
  • クリアパーツはあらかじめ外しておく
  • パーツとノズルの距離は15~20cm
  • 吹き始めと吹き終わりの塗料ミストはパーツに吹き付けない!
目次

トップコートとは

まずはじめに、簡単にトップコートとはなんぞやというのを軽ーくご紹介しておきます。

トップコートとは、簡単にまとめると「パーツの表面を保護してつやを整えてくれる透明な塗料」です!

トップコートの効果は様々あるんですが、つやを整えてくれるというのがトップコートを吹くうえでメインとなる効果になります。

で、そのつやの種類はつや消し半光沢光沢の3種類があります。

  • つや消し:光沢がなくなり、リアルな質感に仕上がる
  • 半光沢:つや消しと光沢の中間
  • 光沢:ピッカピカの仕上がりになる

これだけ種類があると、どれを塗ればいいかわからないですよね。

好みやガンプラ作りのコンセプトによっても変わってきますが、最初のうちは基本的にはつや消しを塗ればOKと覚えておいてもらえたら大丈夫です!

つや消しのトップコートを吹くことで、プラスチック特有のテカテカ感がなくなって、ガンプラの質感がよりリアルに近づきます

トップコートの塗装に使う道具

トップコートの塗料

トップコートに限らずですが、塗料は基本的にスプレー缶のものと瓶入りの2種類が売られています。

瓶入りのタイプはエアブラシの塗装環境がないと使えないので、初心者の方はスプレー缶のものを選べばOKです。

加えて、塗料そのものにもいくつか種類があってトップコートには水性ラッカーと2種類あるんですが、初心者の方には臭いも弱くて安全な水性がおすすめです。

ラッカー系塗膜が強くて乾燥も早いというメリットがありますが、その分強い溶剤を使っている塗料なので、スミ入れしたガンダムマーカーのインクを落としてしまうこともあります。

ということで初心者の方は、迷ったらとりあえず

  • スプレー缶で水性のつや消しのトップコート

を用意してもらったらOKです!

と、いいつつ我が家にはラッカーのスプレー缶しかなかったので、今回はラッカーのトップコートで塗装させてもらいますm(__)m
水性とラッカーで仕上がりに違いはさほど出ないので、そこは気にせず読み進めてもらえたらと思います。

持ち手棒&塗装ベース

トップコートを塗装するときには、ある程度パーツを分解します。
で、分解したパーツを持ちやすくするために持ち手棒が必要となります。

完成品も売っていますが、クリップ単体竹串を使って自作することもできます。

ちなみに、僕は初めてトップコートを塗装したときは竹串に洗濯バサミをテープで固定して持ち手棒代わりにしてました。

塗装が終わった後に、乾燥させるために持ち手棒を差す塗装ベースもセットで必要になります。

後程お話しますが、パーツを分解せずトップコートを吹くこともできるので、無理に買う必要はありませんよ

塗装ブース

室内で塗装する場合には、塗料のミストを室外に排気するための塗装ブースが必須になります。

が、「こんな高いもの買えねえよ!」って方がほとんどだと思うので、お天気の良い日にお外で塗装しましょう。

外ならこんな感じで段ボールに新聞紙をつめた簡易塗装ブースで十分です!

塗装のやり方

では、ここから実際の塗装のやり方を解説していきます!

エアブラシで塗装するやり方もありますが、今回は初心者さん向けということでスプレー缶で塗装するやり方を紹介します!

パーツを分解する

まずは、塗装しやすいようにパーツを分解します。

今回トップコートを塗装するキットはこちら、諸事情あってシールドはないんですが、水星の魔女よりHGガンダムエアリアルです!

すでにスミ入れだけ済ませているんですが、スミ入れ+トップコートでガンプラを仕上げる製作方法を簡単フィニッシュと言ったりなんかもします。

更にちなみになんですが、つや消しのトップコートを吹く場合は、必ず先にスミ入れを済ませておきましょう。
さもなければ、こんな感じで滲みます!!!

話を戻しまて、パーツの分解は1個1個全部バラす必要はありません

パーツ同士が被さって塗装ができない、という状態が解消できればOKなので、脚や腕、胴体などある程度の部位ごとに分解したら完了です!

分解したパーツは、塗装しやすいように持ち手棒でつかんでおきましょう。

組み立てたままでも塗装できなくはないよ

これだけのために持ち手棒を買うのもなあ」という方もご安心を。

一度の塗装では塗り残しが出てきてしまうので、腕を上げたり、脚を左右ずらしたり、塗り残しがないように何度か塗り重ねる必要はでてきますが、組み立てたままでも塗装することは可能です。

透明な塗料ということもあって、少々塗り残しがあってもあまり目立たないので、初めての塗装では試しに組み立てたままやってみてもいいかもしれませんね。

あと、こちらは組み立てたまま塗装する場合でも、分解して塗装する場合でも共通なんですが、つや消しのトップコートを吹く場合はあらかじめクリアパーツは外しておきましょう

クリアパーツにつや消しのトップコートを吹くと、せっかくのクリアパーツが白く曇ってしまいます

トップコートはシールの光沢も消してしまうので、もしキラキラ感を残したいシールがある場合は、組み立ての段階で貼らずに保管しておきましょう

いざ、塗装!

では、実際に塗装してみましょう!
塗装するときに意識するポイントは2つです!

  • パーツとノズルの距離は15~20cm
  • 吹き始めと吹き終わりの塗料ミストはパーツに吹き付けない!

まず、スプレーを吹くときはパーツから15~20cmくらい離して吹き付けます。

近すぎると塗料がパーツにかかりすぎて液だれしてしまうので、最初は遠くから吹くことを意識するといいですよ!
とはいったものの、15~20cmという距離もあくまで目安なので、回数を重ねながらベストな距離感を掴んでいってください!

慣れの部分もあるので、どんどん練習して経験を積んでいきましょう!

お次のポイントは、スプレーを吹くときはパーツの少し手前から吹き始めて、そのままパーツを通過して行き過ぎたところで塗料の噴射を止めます。

最初にこのポイントを知った時は「へえ~そうなのか~」と驚いた記憶があります。
これは、塗料の吹き始めと吹き終わりは塗料の吹き出す量が安定せず、ドバッと一気に吹き出ることもあるからです。

塗料はもったいないですが、綺麗に塗装するためにも吹き始めと吹き終わりはパーツに吹き付けないように意識しましょう

あと、塗料の吹き付け中は一か所にとどまらず常に手を動かし続けることも大事です!
ついぼーっとして手を動かすのを止めてしまうと、1か所に塗料が集中してこれまた液だれしてしまいます

以上のポイントを意識しながら全てのパーツにトップコートを塗っていきましょう!

一面塗れたら持ち手棒をくるっと回してまた別の面を塗って、というのを繰り返してパーツの全面にトップコートを塗っていきます。

慣れるまでは一面塗ってスプレーを止めて持ち手棒を回してまたスプレーを吹き始めて、と1回1回スプレーの噴射を止めて持ち手棒をくるくる回した方が失敗せずにやりやすいですよ!

透明な塗料なので、塗れたか塗れていないかが非常にわかりにくいんですがパーツのテカリ具合を見て塗れたかどうかを確認します。

塗料がしっかり塗れると、パーツがテカテカします。

つや消しどころかテカテカになってんじゃん!」と思うかもしれませんが、このテカテカは溶剤が乾くと無くなって、しっかりつやが消えますのでご安心ください

塗装が終わったら持ち手棒を塗装ベースに刺して乾燥するのを待ちましょう。

乾燥中も、溶剤が揮発しているのでキッチンなど換気の良いところで乾かしましょう。

季節によって乾燥時間は若干変わってきますが、一晩寝かせたらOKです!

完成!

十分に乾燥させて、組み立てたらこれにて完成です!

プラスチック特有のテカリ具合が無くなって一気にカッコよくなりました
トップコートを吹く前と比べてみましょう。

スマホカメラだとあんまり違いがわかりませんね笑
僕の撮影テクニックの問題もあるかと思いますがm(__)m

肉眼で見るとガラッと変わりますよ!

塗装や改造をしないぱち組のガンプラでも、トップコートを吹くだけで質感が一気に変わってかっこよくなります

まとめ

以上、ガンプラのトップコートのやり方でした!

おさらいになりますが、トップコートを塗装するうえで大事なことはこの4つ!

トップコートのポイント4つ!
  • 最初は水性でつや消しのスプレー缶がおすすめ!
  • クリアパーツはあらかじめ外しておく
  • パーツとノズルの距離は15~20cm
  • 吹き始めと吹き終わりの塗料ミストはパーツに吹き付けない!

ポイントを意識してトップコートを塗装できたら、質感が一気にリアルに近づいてガンプラの完成度はグッと上がりますよ

ぜひみなさんも、トップコートに挑戦してみてください

それでは、楽しいガンプラライフをお送りください!
さようなら~

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

じんべえのアバター じんべえ 超妥協モデラー

「羽は正義!」な平成ガンダム世代です。「めんどくさいことはやらない妥協モリモリ製作!」をモットーに、エアブラシ塗装メインでゆる~くガンプラ作ってます。めんどくさがりだけどグラデーション塗装はなぜか頑張れる。作ったガンプラから、使っているツール類やら僕がやってる程度のものですが製作テクニックなんかも紹介していきます。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次