みなさんこんにちは。
めんどくさがりでもなぜかグラデーション塗装は頑張れるじんべえです。
今回は「ガンプラの全塗装に興味がある!」という方に向けて、僕がやっているガンプラの全塗装の工程を仮組みから塗装まで、ザックリとですが紹介します!
あくまでめんどくさがりな僕がやっている工程の紹介になります。
このゆるゆるな工程でもこれぐらいのクオリティのガンプラができるのかあ、ぐらいの気持ちで温かく見守ってもらえると嬉しいです!
↓これぐらいのクオリティ
今後全塗装をやってみようと思ってる方の参考になれば嬉しいです!
では、さっそくいきましょう!
撮影の都合でそれぞれの工程でキットがバラバラになってますがご了承くださいm(__)m
仮組
まずは説明書通りにガンプラを組み立てていきます。
ランナーの状態で塗装するやり方もあるみたいですが、塗る色や部分塗装のイメージを考えるために一旦組み立ててます。
組み立てのときの一工夫で、ダボ穴の加工をしています。
パーツ同士をパチン!と取り付けるための穴の方をダボ穴、差し込む方をダボといいます。
このダボ穴、パーツをパチンとはめるのはとっても簡単なんですが、それをバラすのは結構大変なんです。
なかなかパーツが外れず、力一杯やってたらパーツがポキン!なんて経験をした方もいるのではないでしょうか。
工程を間違えて、やり直すために外そうとしたらポキッ!
小さい頃によくやってました(´・ω・`)
というわけで、分解するのを楽にするために、ダボ穴とダボと両方に手を加えてます。
ダボ穴の方はデザインナイフを斜めにあてて入口を広げて
ダボの方は45度ぐらいに先端をカットします
これをするかしないかで、仮組後の分解のしやすさが段違いです!
ダボ穴加工をしながら、仮組完成です!
ちなみにゲート処理はめんどくさいので大体ニッパーの二度切りだけで済ませてます。
こちらの記事でも僕がやっているゲート処理のやり方を紹介してますのでよければご覧ください。
アンテナのシャープ化
ガンプラの顔とも言える頭部アンテナ。
HGやEGのガンプラでは、安全のため先端がちょっと太くなっています。
この太くなっている部分を安全フラッグというんですが、ちょっとモッサリした印象ですよね。
このもっさりした安全フラッグをニッパーでカット、やすりで綺麗に磨き上げると印象がガラっと変わります!
僕は基本無改造でガンプラを作ってますが、このアンテナのシャープ化だけはお手軽にできちゃうので必ずやってます!
合わせ目消し
僕はめんどくさいのでほとんどやっていませんが、合わせ目消しという工程もあります。
合わせ目とは、パーツをはめ合わせたときにできるパーツ同士のつなぎ目のこと
で、この繋ぎ目を接着剤で埋めて、やすりで綺麗に削る作業を合わせ目消しといいます。
合わせ目消しするとこんな感じ。
最近のキットではこの合わせ目がほとんど目立たないようになっていて、合わせ目消しをする箇所がほとんどなくなっています。
なので、僕は合わせ目消しはやっていませんが、古いキットを製作したりするときや最新キットでも目立つ合わせ目があったときには合わせ目消しが必要になってきますね。
絶対にやらないといけない工程ではないですが、ガンプラをよりカッコよく仕上げるには必要な工程になってきます。
ちなみに最新キットでもある合わせ目↓
ディテールアップとか
こちらも最近は僕はやっていないのですが、完成したときによりカッコ良くするための工程にディテールアップというものがあります。
一部紹介するとスジ彫りとプラ板の取り付けですかね。
どちらもほとんどやったことがなく詳しい説明はできないので紹介だけにさせてもらいます。
- スジ彫り
モールドを自分で加工して情報量を増やす作業をスジ彫りという。
よりメカメカしくなってカッコいい! - プラ板
プラ板を貼り付けて凹凸をつけることで情報量を増やす
こちら、初のミキシングに挑戦したものの挫折して中途半端な形になってしまったストライク。
スジ彫りとプラ板でディテールアップしてる(つもり)なんですがわかりますか?
やる前の写真が残っていなかったので家にあったビルドストライクと比較するとこんな感じ
緑の枠がプラ板を貼り付けたところで、赤枠がスジ彫りしたところでございます
これがスジ彫りとプラ板貼り付けのディテールアップというやつでございます。
作例はあんまりかっこよくなってないですが、上手な人がやると本当にかっこよくなるんです!
僕が使っているラインチゼルという道具について、こちらで紹介しておりますので良ければこちらもどうぞ。
分解
では、ここまでできたら組み立てたガンプラを一旦バラしましょう!
やすりがけとか、スジ彫りとかした場合は削った粉が付着してるので塗装の前に洗浄する必要があるのですが、僕はどちらもやっていないので洗浄ましておりません。
やってないことが多くてすみません…めんどくさがりなもので…
クリップ止め
お次は塗装の前準備に分解したパーツを最終的に塗る色ごとにわけて持ち手のクリップで挟んでいきます。
この後紹介しますが、下地を塗ると全部同じ色になってしまうので、ごちゃ混ぜにしていると「あれ、このパーツ何色のやつだ??」ってなってしまいます。
なので、最終的に塗る色ごとでなるべくかためておきましょう。
下地塗装
さあ、ここからいよいよ塗装に入ります。
まずは必要なパーツに下地塗装をしていきましょう。
↓こちら一部違う色も混ざっていますが黒サフを塗った時の写真
必要なパーツ、というのは主に隠蔽力の弱い色を塗るパーツです。
僕はメタリックで塗るフレームのパーツ以外は大体サーフェイサーを塗っています。
というのも、白や赤といった明るい色は隠蔽力が弱く成形色の上にそのまま塗ってもあまり変化がなく、プラスチック感が消えません。
こちらは先ほどもちらっと登場しましがた、まだエアブラシを始めたての頃に塗ったビルドストライク。
この当時は「サフなんてめんどくせえ!!」と尖っていた時期だったのでサフを吹かずにそのまま成型色の上から塗ったのでプラスチック感が全然消えていません。
で、こちらが黒サフを塗ってから塗装したエアリアル。
どうですか?質感が全然違うでしょう?
黒などの暗い色はあまり下地の影響を受けないので成形色の上からそのまま塗ることも多いですが、明るい色を塗るときはプラスチック感を消すために下地の塗装は必須です。
工程が増えるので多少面倒ですが、仕上がりは段違いですよ!
僕はグラデーション塗装することが多いので黒サフを塗っていますが、普通のグレーのサーフェイサーでOKですよ!
本塗装
では、下地が塗れたらいよいよ本塗装です!
下地の上から液だれしないよう、塗料を塗っていきましょう!
ちなみに僕はグラデーション塗装が好きなので少しずつ何層も重ねて吹いております。
本塗装の中でも必要になってくるのがマスキングによる色分けです。
最近のキットは色分けもすごく、シールも年々少なくなってきていますが、HGとかはまだまだ色分けは必要になってきます。
一度塗った箇所に、別の色の塗料がつかないよう、マスキングテープで保護しましょう。
例えばこんな感じ↓
こちらダリルバルデの肩アーマーなんですが、ボディの赤色に対してグリーンのセンサー部分が二箇所あります。
こちらは先にセンサー部分を塗った後、センサーをマスキングテープで保護してその上から赤を塗りました。
↓マスキングを貼る前
マスキングの作業は少々面倒ですが、テープを剥がす時の快感はたまりませんよ!
スミ入れ
本塗装が完了したら次はスミ入れです。
モールドと呼ばれるパーツの溝に塗料を流し込んで、モールドを際立たせる作業のことをスミイレといいます。
こちら、旧HGのデスティニーの羽なんですが、何箇所か線が入っているところがありますね。
そこに塗料を流し込むだけ!
↓はみ出したところは溶剤を付けた綿棒でふき取れば・・・
完成です!
モールドが強調されて、メカメカしくなりました!
全塗装の場合は、主にエナメル系の墨入れ塗料を使います。
というのも、エアブラシの塗装によく使われる水性やラッカー系の塗料はエナメル塗料の溶剤に溶けないからです。
ラッカーで塗装したうえに、ラッカーでスミ入れすると、はみ出したところを拭くのに溶剤を使うと、せっかくエアブラシで塗った塗料も剥がれ落ちてしまいます。
そんな事故を起こさないために、全塗装したガンプラのスミ入れはエナメル系を使いましょう。
トップコート
ここまできたらもう一息です。
仕上げにトップコートを吹きましょう。
色のない透明な塗料で、パーツ表面の保護やつやを整えてくれます。
仕上がりにはつや消し、半光沢、光沢の3種類があります。
ちなみに僕がよく使っているのがこちらのトップコート
ミスターカラーのスーパースムースクリアーです。
こちら、艶消しなのに表面がすべすべで自然な艶消し感に仕上げてくれます。
語彙力がないので、良さを説明できませんが、とにかく超おすすめです!
ちなみに腕や脚、とある程度組み立ててまとめてトップコートを吹くこともできます。
ですが、僕の場合はフレーム系は全部メタリックで塗装していて、まとめてトップコートを吹くとフレームの艶も消えてしまうので、パーツごとに拭いています。
そのせいで、後で出てくるデカールの上からはトップコートを吹いておりません(´・ω・`)
組立
さあ、ここまでできたらいよいよ組立です!
ガンプラ製作の中で一番テンションがあがる時間です!
組立のときは、塗装がはがれないよう慎重に組み立てましょう。
爪を立てたりは絶対にNGですよ!!!!!
デカール貼り
最後にデカールを貼ってカッコ良く仕上げましょう!
ガンプラの情報量を増やすために貼り付ける特殊なシールのこと
MGやRGには専用のものが付属されているキットが多いですが、HGにはついていないので市販のものを買って貼り付ける必要があります。
上のデカールはMGウイングゼロに付属してたもので、下のやつHGとかに使う市販のデカール
組み立てる前の方がデカールを貼りやすいのですが、全体の雰囲気を見ながらデカールを貼る場所を決めたいので僕は組立後にデカールを貼っています。
なので、先述の理由でデカールの上からトップコートを吹くことができません。
本当はデカールが剥がれないように保護するために、トップコート吹きたいんですけどね
というわけで、デカールが貼り終わったら完成です!
もちろん、貼らずに完成させることもできますが、デカールを貼ることで情報量が増えてぐっとかっこよくなりますよ!
貼る貼らない、どれだけの量を貼るか、デカール貼りは好みが出てくるところです!
おわり
以上、ガンプラ全塗装の工程でした!
ごちゃごちゃしたので一旦まとめると、一般的?な工程の順番はこんな感じですかね
- 仮組
- アンテナのシャープ化
- 合わせ目消し
- ディテールアップ
- 分解
- クリップに固定
- 下地塗装
- 本塗装
- スミ入れ
- デカール貼り
- トップコート
- 組立
で、僕の工程がこんな感じ
- 仮組
- アンテナのシャープ化
- 分解
- クリップに固定
- 下地塗装
- 本塗装
- スミ入れ
- トップコート
- 組立
- デカール貼り
かなり手抜きでやっていますがカッコ良く仕上げられてると自分では思ってます!
最近のキットは最初からプロポーションもディテールもかっこよくできてるおかげです。
塗るだけでカッコいい!これ最強!
これから全塗装をやってみたい、という方の参考にちょっとでもなっていたら嬉しいです。
では皆さん楽しいガンプラライフをお過ごしくださーい
コメント